子どもの自己肯定感を育てる声かけ

こんにちは、走る園長です。

子育てでよく聞く「自己肯定感」という言葉。我が子には自分を肯定できる子に育ってほしい、と多くの親が願っていると思います。

今回は、子どもの自己肯定感を育てるために私が大切にしている声かけについてお伝えします。普段の何気ない一言を、ほんの少し変えるだけで、子どもへの伝わり方は大きく変わります。


「上手だね」をあまり使わない理由

いきなりですが、私は子どもを褒める時に「上手だね」「偉いね」という言葉をあまり使わないようにしています。

意外に思われるかもしれません。でも、これには理由があります。

例えば、子どもが絵を描いて見せに来てくれたとします。多くの大人はこう言います。

「上手に描けたね!」

一見、子どもを褒めている良い言葉に見えます。でも私は、別の伝え方をするようにしています。


「評価」ではなく「事実」を伝える

私ならこう言います。

「こんなにたくさんの色を使って描いたんだね」 「いろんな形が描いてあるね」

この違い、わかりますか?

「上手だね」は、大人が子どもの絵を評価している言葉です。一方「たくさんの色を使ったね」は、大人が見た事実をそのまま伝えている言葉です。


なぜ「評価」が問題なのか

子どもは、自分が描きたいと思ったから絵を描いたのです。大人や先生に褒められるために描いたわけではありません。

でも、いつも「上手だね」と評価される言葉を聞いていると、どうなるでしょうか。

ある日「上手だね」と言ってもらえなかった時、子どもはこう感じてしまいます。

「あれ?今日は上手って言ってもらえなかった…」

そうなると、子どもの活動の目的がすり替わってしまいます。「自分が描きたい絵を描く」ことから、「大人に褒められるために絵を描く」ことへと変わってしまうのです。

これでは、自分の内側から湧く「やりたい」という気持ちが育ちません。だから私は、評価ではなく、子どもがやったことの事実や、どこが良いと思ったかを具体的に伝えることを意識しています。


叱る時も「具体的に」

この「具体的に伝える」という考え方は、叱る時も同じです。

叱る時は、どの部分が良くなかったのかを具体的に伝えます。

大切なのは、子どもの人格を否定しないことです。「あなたはダメな子」ではなく、「この時の、この行為が良くなかった」と、行動に絞って伝えます。

人格と行動を切り離す。これは子どもの自己肯定感を守る上で、とても大切なことです。


叱る時は「極力短く」

そしてもう一つ、叱る時に大切にしていることがあります。

それは極力短く伝えることです。

長い時間をかけてくどくど叱るよりも、短い時間で「この部分が良くなかったよ」と伝える方が、子どもにとってずっとわかりやすいのです。

そして何より、短い言葉の方が子どもの心に響きます。長々と説教されると、子どもは途中から話を聞かなくなってしまうものです。短く、的確に。これが効果的です。


まとめ

子どもの自己肯定感を育てる声かけをまとめます。

  • 褒める時は「上手だね」より具体的な事実を伝える
  • 「評価」されると、子どもは褒められるために行動するようになる
  • 叱る時は人格でなく行動に絞って伝える
  • 叱る時は極力短く。その方が子どもに響く

毎日の何気ない一言が、子どもの自己肯定感を少しずつ育てていきます。今日からほんの少し、声かけを変えてみませんか?我が家でも日々実践中です。

次回はおうちでできる、子どもの集中力の育て方を書きます。ぜひまた読みにきてください!

走る園長より

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