LT走はやるべき?サブ3.5を目指す私が、今あえてLT走を優先しない理由

サブ3.5を目指して練習していると、一度は「LT走ってやった方がいいの?」と悩む瞬間があると思います。

私自身、これまでLT走を取り入れてきて、その効果を強く実感してきました。でも今、あえてLT走を練習の中心には置いていません。

矛盾しているように聞こえるかもしれません。でもこれには、2度の苦い経験に基づく、はっきりとした理由があります。今日はその話をします。

そもそもLT走とは?

まず簡単に。LT走(閾値走)とは、「ややきつい」と感じるペースを一定時間キープする練習です。

このペースで走ると、乳酸がたまりにくい体に近づき、結果として「速いペースを楽に、長く維持できる」ようになります。マラソンのタイムを上げたいランナーにとって、王道とされる練習の一つです。

ちなみに私の場合は、8kmを1kmあたり4分10秒前後、心拍は135〜141くらいでこなしていました。

LT走で、確かにスピードはついた

そして、はっきり言えることがあります。LT走をやったおかげで、目標とするペースが「楽」に感じられるようになりました。これは間違いありません。

むしろ、想定していた以上のスピードでこなせることも多く、「これならもっと速く走れるんじゃないか」と手応えを感じるほどでした。LT走がスピードの土台を作ってくれたことは、疑いようがありません。

でも、私は2度、後半で脚が止まった

問題は、その先にありました。

私は過去に、大阪マラソンと芦屋ハーフマラソンで、後半に脚がまったく動かなくなるという苦い経験を2度しています。スピードはあるはずなのに、最後まで持たない。目の前で目標がこぼれ落ちていく、あの感覚。

もう、あんな思いはしたくない。

このとき気づいたのです。私に足りないのは、スピードではない。最後まで走り切る脚なんだと。

だから今は、スピードより”持久力”を優先している

サブ3.5に必要なペースを出す力は、LT走のおかげですでにある程度身についています。だから今の私に必要なのは、そのペースを42.195kmの最後まで落とさずに刻み続ける、脚の耐久力です。

そのため今は、LT走のような高強度の練習より、距離を踏んで最後まで動く脚を作ることに力を注いでいます。これは、2度の失敗から導き出した、私なりの答えです。

LT走をやるべきかは、”自分の課題”で決まる

ここで伝えたいのは、「LT走はいらない」ということでは決してありません。

LT走はとても大切な練習です。もし今、目標ペースで走ること自体がきついなら、LT走はきっと大きな武器になります。スピードに課題がある人にこそ、効く練習です。

大事なのは、今の自分の課題がどこにあるかを見極めること。スピードが足りないのか、それとも持久力が足りないのか。それによって、優先すべき練習は変わります。私はたまたま今、後者だったというだけの話です。

まとめ:練習に正解はない。あるのは”今の自分に必要か”だけ

LT走は、私にスピードという土台をくれた、間違いなく素晴らしい練習です。

ただ、どんなに優れた練習も、「今の自分に必要かどうか」がすべてだと、私は2度の失敗から学びました。

11月の福知山マラソンに向けて、今の私は「最後まで走り切る脚」を作る時期。ここを乗り越えた先で、またLT走が必要になる場面がきっと来ると思っています。

あなたの今の課題は、スピードですか?それとも、最後まで持つ脚ですか?——その問いが、次にやるべき練習を教えてくれるはずです。

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